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内分泌内科
ホルモンと循環器をつなぐ診療
当院は、内分泌内科・甲状腺外来として、甲状腺・副腎・下垂体などホルモンの異常に関わる病気を診療します。 甲状腺疾患は健診でよく指摘される一方、心臓にも深く関わります。ホルモン異常は不整脈や心不全を引き起こすことがあり、循環器の視点が欠かせません。 当院では 循環器も診ている医師が診療を行い、甲状腺と心臓をまとめて診察できる体制を整えています。 これにより「内分泌と循環器の橋渡し」という当院の特徴を発揮できます。
健診で甲状腺異常を指摘された方へ
「甲状腺が腫れている」「ホルモン値が異常」と言われて、不安を感じていませんか?
症状がなくても、甲状腺の異常は循環器に影響し、動悸・不整脈・心不全につながることがあります。
- ホルモン過剰 : 動悸・頻脈・不整脈・心不全
- ホルモン不足 : 倦怠感・徐脈・むくみ・心不全
症状セルフチェックリスト
- 健診で「甲状腺異常」を指摘された
- 首の腫れやしこりを感じる
- 動悸・脈の乱れ・息切れがある
- 強い倦怠感が続く
- 食欲はあるのに体重が減ってきた
- 食事量は変わらないのに体重が増えてきた
- 手の震えや汗の異常(多汗・発汗減少)
- 肌の乾燥、抜け毛、声のかすれ
- 月経不順や不妊
症状・疾患
1.ホルモンが過剰な場合
代表疾患:甲状腺機能亢進症(バセドウ病)、褐色細胞腫、クッシング症候群
症状例:動悸・頻脈、不整脈、体重減少、発汗過多、手の震え、月経不順
2.ホルモンが不足する場合
代表疾患:甲状腺機能低下症、副腎不全、下垂体機能低下症
症状例:倦怠感、皮膚乾燥、便秘、体重増加、声のかすれ、徐脈、低血圧
3.腫瘍による場合
代表疾患:甲状腺腫瘍、副腎腫瘍、下垂体腫瘍
特徴:健診や画像検査で偶然発見されることが多く、無症状の場合もあります。
循環器と深く関わる甲状腺疾患
甲状腺ホルモンは心臓のリズムや拍出量、血管の状態を左右します。
亢進症(過剰):心房細動・頻脈・不整脈が起こりやすく、放置すれば心不全へ進展することもあります。
低下症(不足):徐脈や心機能低下を招き、動脈硬化が進んで狭心症や心筋梗塞のリスクを高めます。
当院は「甲状腺+循環器」を一体的に診療できる内科であり、動悸・不整脈の原因がホルモン由来か心臓由来かを一度の受診で診察が可能です。
診療の流れ
- 問診・診察:症状や健診結果を伺い、甲状腺と循環器の両面から診察します。
- 検査:必要に応じて、血液検査(甲状腺ホルモン・脂質など)、心電図、心エコー、頸部エコーを行います。必ず全員に行うのではなく、症状や状況に応じて実施します。
- 結果説明・治療方針:検査や経過をふまえ、薬物療法や生活習慣の改善を提案します。
- 治療・フォローアップ:ホルモンと循環器を総合的に管理し、必要に応じて継続的にフォローします。
よくあるご質問
薬は一生続ける必要がありますか?
•バセドウ病は約1〜2年の内服治療で寛解を目指しますが、再発リスクがあります。
•橋本病や手術・放射線治療後は長期的にホルモン補充が必要なケースが多いです。
•産後の甲状腺炎は自然に回復することが多いですが、一部で低下症が残ることもあります。
薬の副作用が心配です。
•抗甲状腺薬ではごくまれに血液や肝機能に影響する副作用があります。定期検査で状態を確認します。
•ホルモン補充薬は、量が多すぎると動悸や骨粗しょう症のリスクがあるため、採血で調整します。
動悸があります。内分泌内科と循環器内科、どちらを受診すべきでしょうか?
•ホルモン異常が原因の動悸も、不整脈が原因の動悸もあります。
•当院なら内分泌と循環器をまとめて診られるため、両方の視点で診察が可能です。
当院の特徴
- 循環器と内分泌を同時に診られる医師による診療
- 院内で検査が完結(血液・心エコー・頸部エコー)
- 全身リスクをまとめて把握し、治療方針を決める
- 地域基幹病院との連携体制で専門治療が必要な場合にも対応
ご予約・受診のご案内
- WEB予約:24時間受付可能
- 電話予約:受付時間内に承ります
健診で異常を指摘された方、動悸・倦怠感・体重変化などが気になる方は、早めの受診をおすすめします。