糖尿病外来

糖尿病治療は、今後の自分への「投資」です。
治療の中心はご自身の生活習慣改善にあります。
なるべく薬に頼らずに、血糖値を下げましょう。

糖尿病治療の重要性と将来を見据えた治療プラン

初期段階では自覚症状が乏しい糖尿病は、特殊なケースを除いて血糖値が高いことで症状をきたすことはまれです。

むしろ怖いのは、頻尿・体重減少といった糖尿病の症状がでるまで糖尿病だと気づかないことにあります。もしくは糖尿病だと指摘されていてもそれに対する対処を行わないことです。なぜなら、糖尿病は可能な限り早期の介入を行わなければ、合併症(心臓や血管の循環器疾患、腎臓疾患、神経障害などを含む)がどんどん進行してしまうからです。


当院の糖尿病治療の強みは、血糖値だけに気を配るのではなく「血管や心臓の循環器系の病気を予防する」という観点から、将来を見据えた治療プランを立てていることです。これは、院長が循環器専門医だからこそできる治療だと考えています。
さまざまな合併症を併発するため、健常者に比べ平均寿命が短いと言われる糖尿病。そうならないためにも、糖尿病治療に合わせて循環器予防医療も専門としている当院へご相談ください。

見て見ぬふりがもたらす、糖尿病の合併症とは

糖尿病の合併症は、細い血管にみられる細小血管障害と、太い血管にみられる大血管障害に大きく分類されます。
細小血管障害は、腎臓、眼、神経などの臓器障害、大血管障害は心臓の冠動脈や脳血管などの臓器障害を引き起こし、腎不全、失明、足壊疽、心筋梗塞、脳梗塞といった疾患の発症に至ります。
当然、糖尿病を放置する期間が長いほど、こうした疾患へのリスクは高まります。なかでも、

1健康診断で糖尿病の疑いが出た

2家族に糖尿病患者がいる

3のどが渇く・急に痩せた

といった症状には注意が必要です。
糖尿病は早期発見・早期治療が鍵です。当院の未来を見据えた治療で、10年後に辛い人生を送らないよう、しっかりと予防していきましょう。

糖尿病治療は、10年後の自分への「投資」

糖尿病でお越しになった患者さんには、まず「いま糖尿病だということがわかってよかったですね。今のうちに治しておけば、10年後の怖い合併症を防げるわけですから」と申し上げています。今糖尿病と正面から向き合って治療することは、10年後の将来の自分に対する「投資」なのです。

薬に頼り過ぎない治療

糖尿病は遺伝的な要因もありますが、「生活習慣病」のひとつである以上、生活習慣の乱れが主な原因です。
そのため当院では、生活習慣の改善を治療の中心にすえ、必要に応じてインスリンを含めた投薬を行っていきます。ただあくまでも、なるべく薬に頼らない治療を心がけています。実際、「血糖値200、HbA1c10」の患者さんが正常値まで回復したケースもあります。糖尿病治療で悩まれている方や不安を覚えている方は、当院にご相談ください。

筋肉を動かせば、血糖値は下がる

血糖値を下げるのは、さして難しいことではありません。筋肉を使った運動をするだけで、かなり改善します。とはいえ、仕事や育児・家事で運動する時間を確保するのが難しい患者さんが多いのも事実。そういった方には、「階段の利用」「自転車通勤」といった、生活習慣の中に運動を組み込むよう提案しています。その他にも、さまざまなメニューを用意し、無理なく治療に取り組める工夫をしています。

カロリー摂取を抑えるコツを伝授します

食事療法は糖尿病治療の基本ですが、大切なのは食欲を抑え、摂取カロリーを減らすことです。こう言うと、「それはわかっている。でもどうやって」といった声が聞こえてきそうですが、いくつかコツがあります。
まずはカロリー表示を見て、消費するにはどの程度の運動が必要になるかをイメージすること。例えば、「おにぎりひとつ200キロカロリーなら、ウォーキングだと1時間くらい」といった感じです。
その他にも「魚や野菜を中心とした栄養バランスのとれた食事」「食事は腹八分」「よく噛んで食べる」なども効果的。当たり前のことですが、これらをしっかり継続することが、治療の第一歩です。
また、当院では、近隣の医療施設と連携して、栄養指導、教育入院などを行なっております。

心筋梗塞で入院した糖尿病患者も社会復帰

糖尿病を改善して社会復帰された患者さんはたくさんいらっしゃいます。これまで全く何も糖尿病対策をしていなかった人が、心筋梗塞で救急入院した後、食事を制限することで快方し社会復帰したケースもありました。糖尿病に長く罹患していると、やはり心臓が弱るので薬を併用したほうが良いのですが、状態によっては薬なしでも十分に改善する可能性はあります。

戸塚クリニック TEL:045-864-2110

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